2022年
今年は色々やった
おっぱいがマジで分からんので結構意識して絵を描いた
おかげで少しは前より良い感じになった
これからは貧乳キャラ以外も描く選択肢に入る
あとキャラのポーズもマンネリ気味というかレパートリーが少ないと感じたのでちょっと頑張った
それといっつも左向きの顔ばかり描いてるので別向きの顔も意識して描いた
今より下手な自分の絵見るの辛かったけど過去絵リメイクを1回した
模写やるぞと言ってたけどほぼやらなかった
塗りは毎回何かしら新しいことやろうと意識してて影の付け方とか髪のハイライトは地味だけど色々試した
技術的な練習はあんまりしなかったので来年はもっと色んな向きやアングルでキャラを描けたらなーと思う
そして今年は毎年やるぞやるぞといってたオリジナル漫画を遂に描いた
twitterアカウント作成時から言ってたから大体7年かかったといえる
長い
でもようやく勝手が分かった気がするのでさらに数をこなしてもっと色々描いてくぞという気持ちで溢れてる
漫画描いた
5月の後半に初めてオリジナルの漫画を描いてインターネットで公開した
正直ボロクソにダメ出しされるのかと身構えていたけど思ってたよりプラスな感想が多くて本当に飛び上がるくらい嬉しかった
読んでくださった方、本当にありがとうございます
宇宙人走る / 魔獣 - 月刊コミックニート - Web漫画とWeb小説の新都社
また面白いと言ってもらえる漫画を描けたらいいなと思ったので今回うまくいった点とかを文で残す
プロットとストーリー
今までにも何度も漫画を描こうとしていて、毎回テーマやメッセージから考え始めてたんだけれどそこから何も広げることができず(コレあれのまんまパクリじゃね…?)とか(こんなメッセージ最早食傷気味じゃね…?)ってなり手が動かなくなった
そして結局完成まで辿り着いたものは一つもなかった
なので、今度は最初に頭の中に浮かんだシーンからキャラとストーリーを膨らましていく方法で考えてみた(キャラ、ストーリーありきではなく、描きたいシーンからのスタート)
適当に筆を走らせていたらこのシーンの元の絵ができあがった
なんだかよくわからないがこのシーンに心を強く動かされたので
「ではこのシーンに到達するには何が起こって話がどう進んでいくのか」
「何がきっかけでこうなるのか」
という考え方で最初の「話のスタート」と「ここまでの流れ」を決めた
このときラストはどうしようとかは特に考えてなかった
この一番見せたいイベントまでどうやって持っていくかしか考えてない
そうやって話を考えるとなんで?どうして?という疑問点が浮かび上がってくるのでそこにイベントや辻褄合わせを足してって最終形になった
話の流れを決めるのに、せっかく新都社に掲載するから先人の知恵を借りるかと色々新都社内で書き方講座を調べた
個人的には酔拳使いさんの話の作り方がとてもシンプルで扱いやすかった(「AからBになった」程度の一文で本筋を考え、そこに始まりの条件と終わりの条件を設定する というもの)
そしてそのシンプルな話の筋に色々と展開や要素を差し込んでいって話ができた
これはプロット
オチやストーリーの起伏については(勝手に)参考にさせてもらった作品がいくつかある
全体の雰囲気は『ゴジラ(新都社作品)』のような素朴だけどグッとくる精一杯さというかあたたかさを表現したくて、マラソン大会での応援シーンなどは特に意識して描いてみた
それとラストは前後を伸ばしすぎてお涙頂戴な感じにならないよう注意した
今読み返すと走ってるシーンはもう少し丁寧に描いても良かったかなと思う
ギャグについては伝えたい話の本筋がブレる要素にならなければ画のアクセントになると思って変なセリフや変な奴をこれでもかと盛り込んでみた
天丼が好きなのと、ツッコミ役を読者にやってもらう風の作中ツッコミ不在ギャグが好きなのでこれも盛り込んだ
オチは最初何も考えてなかったけど、宇宙つながりで連想してって前に見た映画『ヴェノム』の「冒頭と同じトラブルのシチュエーションがラストに来て、最初は解決できなかったが作中での経験を通して次は解決できた という日常へ戻っていきながらも主人公の成長を感じる終わり方」が好きだったので少し参考にした
こうして書くと色んなものに影響を受けていたとよく分かる
多分これは少ない方で、話がうまい人はもっと色々な知識を色んなところから取り寄せて使ってるんだと痛感した
当たり前だけど一切の学びを得ずに自分の頭の中の材料だけで話を考えるのは例えるなら食材2つのみで料理を何種類も作ろうとするぐらい限度がある
使える食材が増えればレシピは増えるし味も変わる
その食材が日常での体験だったり別の作品だったりするんだろうなと思った
娯楽としてもインプット元としても漫画は読めてるので、来年は特に映画を沢山見ていきたい
メッセージ性
なんか絶対にメッセージ性ってあった方が良いと思っていたので(何か高尚なメッセージ…メッセージ…)って取り憑かれたように考えてたけど、出来上がったストーリーを見返したらつまりこういうことが学べるじゃんみたいに後から新しく探し出せることに気付いた
別に最初はメッセージを明確にしなくても話に起承転結があるならだいたいその中にある、もしくは生まれる
気がする
なんとか重い足が動き始めてくれたので来年はもっと数をこなしたい
今年読んで良かった漫画
・タテの国
・高校生家族
・ぼっち・ざ・ろっく!
タテの国
めちゃくちゃ面白かった
距離から始まって時間、宇宙をも股にかけ冒険をするSFボーイ・ミーツ・ガールといった感じでスケールの広げ方が凄まじくずっとワクワクしながら読んでいた
作中で時間を行き来することが多く、殆どの主要キャラに過去の、今の姿、未来の姿があって終盤に出るキャラがいつの間にか最初の方に出ていたりあのキャラとこのキャラが繋がって…という伏線の回収が凄かった
ストーリーありきでキャラが生まれているからか、作中で役割のないキャラが1人もいなくてそれぞれが噛み合って話がトントン進んでいくのも魅力的な部分だった
こういう楽しさはタイムリープものの醍醐味だと思う
高校生家族
主人公と何故かその家族も全員一緒に高校へ入学しちゃった学園コメディ
凄い漫画だった
何が凄いかというと、実質一つの漫画の中に複数の漫画が入っているのが凄い
この漫画は家族全員がまとめて主人公になっていて、それぞれが学校で違った関係性を築き、その関係ごとにエピソードが進む
例えば主人公(息子)がメインの回は入部したテニス部の話が絡みながら気になるヒロインと少しずつ交流を深めるラブコメが続く
一方妹がメインの回では妹の入部した将棋部の話が始まり、非常に頭が良く将棋がかなりできてしまうことが判明したために勧誘され半ば勢いで入部し、最初は興味のなかった将棋だが様々な交流を通してその面白さに目覚めて強敵や困難へ挑んでいく部活物が続く
そして個人的に一番好きなのが父の話で、入部したバレー部で全国を目指しライバルと競い合うゴリゴリのスポ根をやっていくんだけど真っ当にスポ根しててちゃんと見入ってしまう
しかもさらに凄いのが、特に父メインのスポ根ストーリーが顕著だがコマ割りなどもそれっぽくなって雰囲気似合わせている
試合回は特に大ゴマが増えセリフも少なくなり、スピード感と迫力が増していてスポーツ物のコマ割りになっていて没入感を高めてる
作者は器用な人なんだなと思った
ぼっち・ざ・ろっく!
アニメが面白すぎてその勢いで原作を買った
原作は原作で漫画ならではの面白さがあってそれが特に良かった
バンドを組みたいと思っているが人と接するのが苦手で高校生になるまで練習し続け誰かとの交流もないままギターだけが上達してしまった主人公が偶然の出会いからバンドを結成して成長してくという話
あまりきらら作品を読んだことがないから全部当てずっぽうだけどまんがタイムきららっていわゆる「ほのぼの日常系」がメインで連載されてる雑誌だと思っていたので文化系スポ根的な内容で結構ビックリした
あと部活物ではなく学校の外(ライブハウス)での活動がメインなため学校生活があんまり描写されないのも新鮮だった
個人的に一番良いなと思ったのは基本的に4コマ形式で進行するけど演奏シーンなどのシリアスな場面で4コマ形式から開放されて普通のコマ割りになる描写で、ここぞというところで使われるのでそのシーンがより際立つし凄い印象に残った
来年
・漫画もっと描く
描くぞ
・あわよくばイベント出る(マジ)
・絵上手くなる
なるぞ
・映画いっぱい見る
月2ぐらいは見るぞ